コンポジターのカスタマイズ

コンポジターをカスタマイズする方法(仮想エフェクト) #

異常な視覚的不具合やグラフィックパフォーマンスの低下を経験している場合は、 このセクションに特に注意してください。

コンポジターは、ウィンドウをスクリーンに表示するときに仮想エフェクトを適用するUIコンポーネントです。 いくつかのデスクトップ環境ではコンポジターがウィンドウマネージャーに直接統合されており、 仮想エフェクトを切り替えたり無効にすることができます。 Regolithでは、コンポジターはパッケージングシステムで繋ぎ変え可能な“extension point”として定義されます。 これは、コンポジターを含むパッケージをインストールすることでコンポジターを切り替えることができるということを意味します。 基礎となるパッケージングシステムは競合が起きないことを確認し、 コンポジターを含めたすべての依存関係が インストールされていることを確認してください。

警告:Regolith 2.xでは、既定のコンポジターは"コンポジターなし"です。 Regolith 1.xでは、既定のコンポジターはPicomでした。

利用可能なコンポジターを探す #

Regolithで動作するすべてのコンポジター設定は、 以下のコマンドで一覧表示されます:

apt search regolith-compositor-

以下の項目を見つけることができます:

  • regolith-compositor-none [既定]:コンポジターなし。 最高のパフォーマンス、仮想エフェクトなし。
  • regolith-compositor-picom-glxpicomを使用します。 画面のつなぎ目の解決や仮想エフェクトの追加するとき、多くのユーザーに推奨されます。comptonからフォークされ、モダンで管理されています。 Regolith 1.6の既定のコンポジターでした。
  • regolith-compositor-compton-glx:既にメンテナンスされていない、 picomの祖先です。
  • regolith-compositor-xcompmgr:初期のコンポジターで、より複雑なコンポジターに問題がある場合、 より安定したパフォーマンスを提供する可能性があります。

コンポジターのインストール #

i3-wmでコンポジターを管理する方法により、コンポジターの変更をエフェクトに適用するため、 ログアウトしてから戻る必要があります。 i3の再起動では代替できません。

次のパッケージインストールコマンドを実行して、コンポジターを交換します。 picomをインストールする場合:

apt install regolith-compositor-picom

一度ログアウトして戻ってから新しいコンポジターを読み込みます。 プロセスのリストからpicomが動作していることを確認することができます:

ps aux | grep picom

Regolithの既定のコンポジター設定のオーバーライド #

Compton/Picom #

独自のCompton/Picomコンポジターの設定を提供するには、 既定値をコピーするか独自に用意し、~/.config/regolith3/picom/configに保存します。 次のセッションでは、既定の設定である/etc/regolith/picom/configの代わりに 読み込まれます。